SPORT1000
2019/08/12SPORTCLASSIC
先月末から色々とありまして、整備が手が付けられない状態でお預かりしている整備車両、ご入庫待ち頂いている方にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
お盆前のお仕事は全て片付きました、と言うのも口が裂けても言えませんが、追い込みました。
居残りの甲斐あって予定してしておりました整備車両は無事に納車ができたかと思います。
さて、ご新規のSPORT1000さん、数年の長い眠りからお目覚め整備のご依頼です。
まずは状態の確認から始めます。
フロントフォークのインナーチューブは左右ともにメッキが剥がれていましたので、再メッキを施工しました。
インナーチューブの再メッキは決して安い作業ではありませんが、長い目で見ると高い作業でも無いんです。
良いメッキは錆も出難いので、時間が経つとその真価が判ります。
リアサスペンションはオイル漏れをしていましたので、こちらもオーバーホールしました。
タイヤ、チューブ、ドライブチェーンも交換。
タンク下の状態は埃だらけ・・・
それをここまで綺麗に。
整備と磨きを同時進行で進めています。
最後の最後でまさかのインジェクターから燃料が出ていない事に気が付き、眺めていても直らないのでインジェクターを取り外し。
専用機器にてインジェクー本体を単体作動させてノズル内部の汚れまで綺麗にして、溜まったワニス等の不純物やカーボン等の汚れを取り除きます。
噴射量を適正化し、組付け後はもちろん一発始動!