明けましておめでとうございます
昨年中は沢山の方々に大変お世話になり、誠に有難うございました。
2020年も皆様のDUCATIライフを全力サポートさせて頂きますので、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ご新規の900ssさんはスタッドボルト折れでご入庫。
あちらこちら不安な事もあるようなので、これからも長く安心して乗って頂ける様に、腰下まで分解することとなりました。


ヘッドはバルブはシートカット、摺り合わせで再使用、バルブガイドは新しく制作して入れ替えました。


ピストンは再使用、ピストンリングは交換。
スカート部はモリブデンコーティングを施工しました。


シリンダーボア内壁はWPC処理。


キャブレターはオーバーホール、ガスケット類は全て交換。
分解してみると各ジェット、ニードルが純正と異なるものが取り付けられていましたので全て元に戻しました。


燃料タンク内部、燃料フィルターとタンクキャップのOリング、ふち枠のガスケットを交換。


フロントサスペンションもオーバーホールのご依頼。
ダンパーロッドのナット調整位置が左右違うためサスペンションの全長が違うということになっていました。
なのでタイヤを外すのも大変、前回組付けた人は相当苦労したはず。
ブッシュ、シール、フォークオイルは全て交換、油面も純正に合わせ特別な事はせずに元通りに組みなおししました。


エンジン始動。
何度やってもこの瞬間は緊張します。


元に戻せるところは純正に戻し、当時の姿にしました。


こちらはご来店時、作業前の状態。